備忘録104(2020.04.09)

ここでいう「責任」は恐らく「辞任」に置き換えることができるので、「辞任すれば済むという話ではない」というニュアンスなら、それは仰る通り。個人的には辞任だけじゃなくて、モリカケや桜の件も含めて、きちんと刑事罰も引き受けてもらわないと納得できません。あるいは、今すぐ辞任してもらうことで、少しでも犠牲者が減るとすれば、それはそれでとっとと辞任てもらいたいとも思いますが…それは置いといて(本当は置いとけないけど)…

何がヒドイって、相手が「イタリア人記者」だと分かっていて、「日本は(ダメダメな)あなたの国とは違うんです」って侮辱まがいの言葉を投げつけてるんですよね、この人。あり得ない。何故ここで「質問にお答えする前に、イタリアでも大勢の方が感染で苦しまれていたり、亡くなられたりしている。まずはお見舞いと哀悼の意を表したい。」ぐらいのことが言えんかね(もちろん、プロンプターや原稿無しで)。

この人が(他)人の苦しみや命に全く無関心であることが、ここからも窺い知れる。政府の対応施策の一つ一つが日本に住まう人たちの「生き死に」を左右することに対して、この期に及んでも無自覚というのは、はっきり言って有害としか言い様がありません。

それに、「あなたの国とは違うんです」の根拠にしている「感染者数」だって、あくまでも感染「確認数」ですからね。どう考えても「実数」じゃない。だって、そもそもちゃんと検査してないんだから。すると「感染死亡者数」だって正確かどうか怪しい。メディアもいい加減「感染者数」って言うのやめてほしい。「感染が確認できた(感染確認せざるを得なかった?)人数」と言うてくれ。

感染者数という一番基本的なデータすら正確かどうか疑わしい、ということはそこから導き出される対策もエビデンスに乏しくなる。実際、根拠の示せない単なる「思い付き」の施策ばかりで、さらにその「思い付き」が「生活者の実感/実態」から驚くほど乖離している(アベノマスクもそう、補償とセットになっていない外出自粛・休業要請もそう、現金給付の出し渋りもそう…枚挙に暇がない)。この「乖離」が文字通り「致命的」=人々の命が損なわれるレベルなんだと思います。

完全に「人災」です、こんなの。


https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5e8d1ca1c5b6e1a2e0fb886c?ncid=other_facebook_eucluwzme5k&utm_campaign=share_facebook