備忘録116(2022.07.17)

安倍元首相殺害の被疑者にまつわるメディアの取り上げ方で、またぞろ「宗教=怖い」イメージが煽られている(気がする)。件の宗教法人は、あくまでも「宗教法人という法人格を持っている組織」というだけであって、本来の「宗教(組織)」ではないと個人的…

備忘録115(2021.12.23)

日本の介護現場における外国人労働者――日本語教育、キャリア形成、家族・社会保障の充実に向けて作者:塚田 典子明石書店Amazon前作に引き続き、ボスが執筆陣に加わっており、「今回もいっちょレビュー頼むわ」とサラリと言われた。「またしてもこんな分厚い…

備忘録114(2021.03.11)

タクさんが突然自宅で息を引き取って、今日でちょうど1ヶ月。そんなに駆け足で過ぎ去ってくれるな、と時間を恨めしく思うのもお門違いで、勝手に駆け足で1ヶ月を過ごしてしまったのは私自身の問題か…。亡くなった利用者さんを見送る時、「お疲れ様」「ありが…

備忘録113(2021.01.14)

ある時、就活生対象のセミナー見学会で、参加学生の一人からこんな質問を受けた。「同じ『ケア』という仕事でも、例えば病院で入院患者のケアに当たる看護師さんであれば、患者さんの病気や怪我が治って、元気になって笑顔で退院していくといったところにや…

備忘録112(2020.08.01)

障害当事者に対する「合理的配慮(マイナスをプラマイゼロにすること)」と「特別扱い(ゼロにプラスすること)」を履き違えている。その考え違いから「特別扱いしない」ことを口実に差別や侮辱を正当化し、一人の人を死に追いやった。その差別や侮辱行為こ…

備忘録111(2020.07.29)

そう、ALSに罹患していた女性の安楽死事件然り、(この事件を受けての)維新のドンによる「尊厳死について(推進する方向で)真正面から議論しよう」ツイート然り、RA●WI●P●の彼の「ザッツ優生思想」ツイート然り…2016年7月26日のあの出来事は、「風化」どこ…

備忘録110(2020.05.28)

「インフラ=infrastructure」の対義語は「スーパー(スープラ)=superstructure」らしい。普通、インフラは「社会基盤」と訳されるけれども、原義的にはインフラ=下部構造、スープラ=上部構造。マルクスも用いた概念で、私も勉強不足で詳しくは知らない…

備忘録109(2020.04.30)

エビデンスを示さない政府と、エビデンスが示されなくても「お達し」に唯々諾々と従う国民(あまつさえ政権批判の封じ込めや相互監視を“善意で”買って出る国民も一定数いる)…そんな地獄のような取り合わせで「一致団結!Stay home!」とか言われても、恐怖…

備忘録108(2020.04.23)

橋下さんや吉村知事のメディア露出が増えていますが、その露出の仕方も、どこかメディア側が「もてはやしている」雰囲気が感じられて、とても不気味です。住吉市民病院を潰したのは誰か、府立母子医療センターが保育器購入の費用をクラウドファンディングで…

備忘録107(2020.04.16)

【こんな非常時に憲法かよ!?】今自民党がどさくさに紛れてコソコソ?進めている「緊急事態条項」の話ではありません。(それはそれで捨て置けんのですけど…)皆さん、知ってました?私知らなかったんですけど、政府が国民の命や生活や自由や権利を脅かした…

備忘録106(2020.04.14)

本音を言うときはちゃんと原稿読まずに喋れるんですね。コロナ禍で生き死にが懸かっている人たちが少なからずいる中で、頑として税金を使い渋る行動原理がコレなんですね。「税金」は、封建領主が領民から吸い上げる「年貢」でもねぇし、ヤクザがナワバリで…

備忘録105(2020.04.12)

SNSで政府や自治体の対応を批判したり、医療従事者や宅配スタッフなどへの心ない差別を止めるよう呼び掛けたり、自身の窮状を訴えたりすること、そうした誰かの発信をリツイートして拡散したり「いいね!」することで共感を示すこと…これらも歴とした「今、…

備忘録104(2020.04.09)

ここでいう「責任」は恐らく「辞任」に置き換えることができるので、「辞任すれば済むという話ではない」というニュアンスなら、それは仰る通り。個人的には辞任だけじゃなくて、モリカケや桜の件も含めて、きちんと刑事罰も引き受けてもらわないと納得でき…

備忘録103(2020.03.25)

日本のニュース番組は、東京五輪の延期報道とかどうでもええから、メルケル首相のこの国民向け演説を日本語字幕付きで全部放送してくれへんやろうか…どこぞの国の首相の、薄っぺらくて重みが全く感じられない、情理が全く尽くされていない会見と是非とも比較…

備忘録102(2020.02.19)

来年度のスタッフ研修計画を思案中。特定事業所加算や処遇改善加算の要件を満たしつつ、書類上だけじゃなくて実際のスタッフ育成にも「実のある」仕組みをつくるべく、悶絶しながら格闘すること足かけ10年…。自分が直接指導・育成に当たるんやったら、パワハ…

備忘録101(2020.02.01)

今日の終業後は、スタッフ向けの内部講座(強制参加じゃないよ!)。利用者の家族をゲストスピーカーとしてお招きする「聞かせてください、親の思い」シリーズ。多分10年近くぶりの企画。今回は、8年前に亡くなった利用者さんのご家族がゲスト。利用者ご本人…

備忘録100(2020.01.15)

藪からスティックに、妹から2枚の写真がLINEで送られてきた。若かりし頃の母方の祖父。これ、我が家的にはかなりの衝撃。母方の祖父(ケイジさん)は、母が小学校高学年の頃に亡くなっている。もう60年近く前のこと。なので、私は当然ケイジさんに会ったこと…

備忘録99(2020.01.06)

10年以上苦楽を共にしてきた相棒が、ついにここまで「カッコ悪く」なってしまった。さすがにこれは酷いっしょ…。メンソールじゃないほうのパッケージなんか、往時は新幹線のカラーリング(青と白)のモチーフにまでなったほどのスタイリッシュさを誇っていた…

備忘録98(2019.12.28)

田中さんのNPO(ソーシャルセクター)批評?にはいつも「うーむ…なるほど…」と唸ったり、「そうだそうだっ」と心の中で共感の声を上げたりしている。今回の記事を読んだ率直な感想は、「スマート感」や「オサレ感」を漂わせている一部の「成功者的(に振る舞…

備忘録97(2019.12.19)

「なぜ民事で争わねばならなかったのか」=「なぜ刑事事件にならなかったのか」が追及されない限り、本当の被害者救済や社会秩序の維持は程遠く…。「判決では『酩酊状態にあって意識のない原告に対し、合意のないまま本件行為に及んだ事実、意識を回復して性…

備忘録96(2019.12.18)

今日は相談支援従事者の初任者研修。例によって集団指導(←これ、業界用語だよね)よろしくただの「踏み絵集会」で苦痛でしかなかったんですが、最後の講義1コマだけが異様に聴き応えがありました。障害者虐待防止の講義でしたが、事業所スタッフによる虐待…

備忘録95(2019.12.05)

自民党幹部「うまく逃げ切った」 公明党幹部「首相が逃げ勝った」この人たちの脳味噌は一体どういう構造をしているのだろう?逃げ切っただの、逃げ勝っただの、それは「逃げなければいけないような(悪い)ことをした」と自認していないとできない発言だろう…

備忘録94(2019.12.04)

https://twitter.com/mainichi/status/1202002069915234304?s=19↑↑↑おいおい。とうとう言うに事欠いて「障害者」に責任転嫁ときたよ…一体どこまで品性下劣なんだ、この男は…。自民党にも公明党にも官僚にも司法にも問いたい。こんな男を必死こいて「守る価値…

備忘録93(2019.11.29)

【疑似老子的社会もしくは韓非子もどき的社会】 「どうか、きゃつらに天罰よ、下りたまへ」と祈らずにはおれない案件が多過ぎて目が眩む。警察も動かない、検察を含む司法もだんまり。だったらもう「天罰」頼みしかないじゃん…って、日本が法治国家ではない…

備忘録92(2019.10.16)

「ボランティアが不足している」という語法、いい加減やめてください。一定規模のボランティアの確保を前提として、問題解決に必要なリソースがやっと「±0」になる想定はマジであかん。volunteerはあくまでも「義勇兵(志願兵)」でしょ。「志願者が不足して…

備忘録91(2019.08.30)

文政権の対日強硬姿勢や大統領側近のスキャンダル疑惑について、日本のマスコミはドヤ顔で躍起になって報道していますけど、そんなことに血道を上げている場合なんでしょうか?日本では、首相の側近や取り巻きにとどまらず、首相本人が自殺者まで出した疑惑…

備忘録90(2019.08.27)

京都アニメーション放火の犠牲者25名の方々の実名が公表された(これで35名全員)。ここでどうしても頭を過るのは、相模原事件で殺害された方々のこと。3年経った今も実名は非公表のまま。実名公表の是非については、いろいろな意見があるだろうし、二つの事…

備忘録89(2019.08.26)

《ここからはじめまして あなたは羅針の鳥 ひたすら胸の中の音を頼りに飛んでいけ》「羅針盤」ではなく「羅針鳥」であることの意味を考える。「羅針盤」が指し示す方角は、一見「絶対的」で「客観的」な「正しさ」を保証しているかのように見える。しかしそ…

備忘録88(2019.08.19)

戦後、アメリカ占領軍の軍属として働いていた日本人が、朝鮮戦争の勃発によって半島の「前線」にまで送り込まれていた。しかも「通訳」や「炊事係」としての従軍だったはずなのに、いつの間にか銃を持たされ、戦場で人を殺したり、逆に殺されたりしていた…「…

備忘録87(2019.08.05)

佐世保で生を受け、育った者として、全ての被爆者と核廃絶のために行動されている方々に対して、心からお詫びを申し上げます。本当に申し訳ありません。我が故郷が、長崎県の恥、日本の恥に成り下がってしまったことに、憤りを禁じ得ず、誠に慚愧に堪えませ…